L-505uXIIを導入(レビュー)

オーディオを始めた時からプリメインアンプはDenon PMA-1600NEを使っていました。

それほど不満はないのですが、本格的にオーディオを始めて6年ほどが経過。

そろそろ別のアンプも試したいと思い、購入を決意しました。

決めたのはLuxmanのL-505uXIIです。

特長

Luxmanの入門機です。

主な特長は以下のとおりです。

増幅帰還回路、ODNF4.0の搭載

ODNF(Only Distortion Negative Feedback)はLuxman独自の帰還回路です。高精度で音の歪を抑え、高S/N比を実現します。ちなみに、上位機種でもver.4.0が採用されています。

ディスクリートバッファー回路

出力段に上位モデルのディスクリートバッファー回路を新規搭載。繊細な音楽信号の純度を保ちながら、次段に接続されるパワーアンプのドライブ力を強化。

ダンピングファクターの向上

ダンピングファクターが従来モデルからの180から210へ向上しています。ダンピングファクターとはアンプからのスピーカーの制振能力のことで、数値が高いほど余計な振動を制御してくれるため締まりのある音を再生してくれます。

外観

前面

独特なメーター表示です。

正直なところ懐古趣味はない・・ので、このデザインに魅かれて購入したのではないのですよね。。

電源を入れると青く光ります。

ただ、針が動くのを眺めながら、音楽を聴くのは少し心地良いかもしれません。

ボリュームのつまみ部は比較的軽く、重めが好きな私には少し物足りませんでした。ただし、音量は小刻みに調整が可能です。リモコンも大振りではなく、高精度に細かく音の上げ下げができるのが地味に感動でした。

背面

スピーカーAとBの2台(4本2組)に接続出るように、スピーカー端子は8つ搭載されています。

私は2本1組のスピーカーをバイワイヤリング接続するため、すべての端子を使用しています。ですので、前面のSPEAKERセレクターは「A+B」に切り替えています。

その他の付属品

取扱説明書、リモコン、電源ケーブルです。

Luxmanのアンプには付属の電源ケーブル(JPA-10000)が一番良いと聞きますので、しばらくはこれを使ってみようと思います。

注意点

本アンプの重量は22.5 kgあります。腰を痛めないように、できれば二人で持ち上げることをおすすめします。

音質

購入後、2週間経ってからの評価です。

環境は以下のとおりです。

  • SP: Dali Opticon 6
  • DAC: Singxer SDA-2
  • DDC: Singxer SU-2
  • Daphile 2台
  • 音源: ジャズ、フュージョン、ロック、女性ボーカルなど(ハイレゾ音源やCDからのリッピング)

印象としては余計な色付けをしない、透き通るような音です。

音の分離も良いです。基本は中央に寄っていますが、一方で要所要所で音の一音 一音がはっきりと分離しています。

また非常に鮮度が高く、音量を上げても五月蠅さを感じません。

ジャンルを問わないアンプですが、音の伸びが良いので特にJazzやFusion、女性ボーカルは映えます。ロックも気持ちよく鳴りますが、ボリュームが9時以下だとアタック感が足りない場合もあります。そんな時は、LOUDNESS機能に切り替えて、小音時に足りなかった高音と低音が補強されます。もちろん、ボリュームが10,11時であればLOUDNESS機能なしでも高低音はしっかり出ます。

なお、本機に搭載されているLINE STRAIGHTスイッチは、各種のコントロール回路などを迂回することによって音質の純度をより高めることができます。オン・オフを切り替えてみると、音の艶が明らかに異なります。

余談

購入前にいくつかのアンプを比較試聴しました。

以下は個人的な印象です。

  • YAMAHA A-S1200-SP

とてもクリアな音。分解能が高い。聴くジャンルを選ぶ印象を受けた。上位モデルのA-S3200はそんな印象を吹き飛ばすほどの音質だったが、予算を上回るため断念。

  • Denon PMA-SX11

一言で言えば、聴いていて楽しい音だと思う。ただ、高低音が目立ちすぎる。特に低音は分離が弱いせいか、低い音が団子状態になってしまう。この部分さえなければ、完璧なんだが。(今のアンプも実はこの部分が少し不満だった。また、せっかく買うなら別メーカーが良いというのもありました。)

他にもいくつか試聴したのですが、予算内で課題をクリアしたのが、L-505uXIIでした。

まとめ

アンプはメーカーや機種により音の傾向が異なるというのを改めて実感しました。

L-505uXIIは色付けの少ない、透き通るような鮮度が高い傾向のアンプです。

聴きなれた曲でさえも、さらに良い方向に印象が変わるので、また音楽と向き合う時間が増えました。

以上、「L-505uXIIを導入(レビュー)」でした。

 

コメント

  1. pianori より:

    MSKさん、プリメインアンプの導入おめでとうございます!
    新しいアンプで好きな音楽を聴く喜びが伝わってくるようです。

    今はRoonよりDaphileをメインに使っている感じでしょうか?

    pianori

    • msk より:

      pianoriさん

      どうもありがとうございます!
      また返信が遅くなり申し訳ありませんでした。

      今はいろいろな音源でアンプによる違いを試しています!

      Roonは1年契約でこの2月に期限が切れてしまい、最近はDaphileをメインに使っています。
      ただRoonは利便性や音質が良いので、また金銭面に余裕が出来たら再会したいと考えています!

タイトルとURLをコピーしました