【サラリーマンが独学】TOEIC800点を突破したのでまとめます。

前回の記事のとおり勉強を再開し、TOEICスコアで800点獲得を目指すことにしました。

【サラリーマンが独学】TOEIC700点を突破したのでまとめます。
600点台の苦悩 600点後、なかなか思うようにスコアが伸びません。社会人一年目で緊張で張り詰めた中での勉強は正直しんどいものがありました。。 これを打開するため、弱点から攻めることにしました。リーディング、パート7の読解中心の勉強に切り替...

到達までの経緯をまとめました。

意外な結果に

「勉強しないとヤバいなあ・・」と思い、ついに重い腰を上げてリスニングを勉強しました。

リーディングでの勉強同様に、リスニングの問題集を解き続けました。

同じ問題集を何度も繰り返し勉強。

とにかく量をこなしました。

そして、満を持してTOEIC受験に挑んだのです。いやあ、結構勉強したなあ、あの時は。

しかし、なんと結果は715点・・。以前に獲得した740点を下回る結果に。。

もうここからどうしたら良いんだろう?

800の壁は異様に高い。

そう途方に暮れていました。。

突破口

ただ、前進はしなくては行けない。

そう思いながら、いつものように書店でTOEIC本を探していて、たまたま目に入った本がありました。それが「英語は絶対に勉強するな」という本でした。昔、書店に平積みになっていたなあと思いながら、TOEIC本とは違うけど一応読んでおこうかぐらいの軽い気持ちで購入しました。

しかし、この本が私の英語力アップの突破口になろうとは、当時露程も思いませんでした。

内容は一言で言うと「ディクテーション(書き取り)でリスニング力をアップ」させるもの。詳しい内容は忘れましたが、4,5ページ分の英文があり、付属のCDにその英語ナレーションが含まれています。その英文を聞き取って、ノートに書き取っていきます。英語の内容は中学もしくは高校1,2年レベルで決して難しくはないのだが、なかなか1,2回目では書き取れません。それに、かなりしんどいです。

テキストにも書いてありますが、「もうこれ以上聞き取っても分からない、というレベルまで英文テキストは見てはいけません。」とあり、「もし途中で見た場合は、効果がなくなります。つまり、パンドラの箱なのです。」と。そう、パンドラの箱とは言い得て妙です。私も何度か心が折れそうになって、テキストを見ようとしました。「ここで開けたら、すべてが水の泡」と思い、我慢して50回ぐらい再生して7割ほど書き取って「もうこれ以上は出ない」というところまで書き取りました。

そして、ついに書き取ったノートと、本のテキストを突き合わせて確認します。書き取れたうち、いくつか間違えて書き綴っていたものがありました。書き取れなかった3割は、「あー、こういう英文だったんだ!」と新鮮な気分でした。リーディングで目で読めば簡単に理解できていたものが、音になると理解できていなかったのです。ここが弱点だと思い、その箇所を中心に音読しました。発音もできるだけナレーターをまねて練習しました。音読は恥ずかしいけど、もうそんなことは言ってられません。

この本をやり終え、次にTOEICのリスニング問題もディクテーションをしました。書き取れなかった箇所は、まさに弱点。何度も繰り返し、音読をしました。

結果はいかに・・

再トライ

ついにTOEICを再び受験をしました。たしか、あれは夏の暑い日。遅刻寸前で教室に着いた時には汗だくで、疲れて最悪のコンディションでした(笑)

遅刻ギリギリで挑んだTOEIC試験。疲れ果てて棄権しようかと思いましたが、まずは、リスニングパート1の写真問題。これはリスニングが苦手な私の唯一の得点源でした。調子はまずまず。パート2はさておき、いままでと違いが出たのがパート3の会話問題。これまでは会話のスピードに着いていけず、ほとんど聞き取れませんでしたが、今回はいつもよりはっきりと内容が理解できたのです。

「タクシーの順番待ちですごい行列だよ。30分は待ちそうだな。」

「間に合うかしら?部長に配布資料届けなきゃけないのに。」

「バスなら時間に間に合うかな?」

「いや地下鉄のほうが確実だよ。いちおう部長に連絡しておこう。」

こんな感じの英語が出ていたのを覚えています(脚色しています)。いままで念仏だった英語が、明確にイメージできたのです。Questionの中に

「彼らはこれからどこに行く予定と思われるか?」

に対して

「ミーティング」

という答えも簡単に導き出せます。

今までにない感触です。まだまだ解けない問題もたくさんありましたが、状況がイメージできる問題が確実に増えたのは収穫です。

結果は・・

試験が終わって、近くのドトールで疲れを癒しつつ、試験の余韻に浸っていました。

で、試験結果は目標の800点には届きませんでしたが、苦手のリスニングでリーディングより高い400点を取ることができました。

勝因

書籍「英語は絶対に勉強するな」の効果は絶大です。このメソッドを試さなければ、私のリスニング力は低迷したままだったでしょう。(ちなみに関係者ではありません。読者の一人です・・)。

CDの英語を書き取ることで、目ではなく音で理解する力が着実に上がったのだと思います。

書籍に書いていない中で、私なりに感じたのは「目で見ても分からない英文は何度聞いても分からない」こと。当然のことですが。でも、赤ちゃんが言葉を耳で理解するのと、成熟した大人が耳で理解するのはプロセスが違うんだなあと改めて実感しました。子供は耳で聞いたことを体感してイメージとして覚えていく。一方、大人は既に母国語で出来上がってしまって、外国語でそれを実践するのは厳しいのかなあと。できないわけではないですが、おそらく時間がかかるのかなあと思います。

単語や文法を理解し、同時に音でそれをCatchする力が必要なのです。

ただ多くの大人にとっては、単語や文法を理屈で効率よく理解できる点でもアドバンテージはあるのかなあと思います。

目標の800点

次に受験したTOEICでは目標の800点を超えました。

というわけで、目標達成した少し燃え尽き、、会社が奨励する技術系の勉強にシフトしました。
5年以上のブランクを経て、900点を取りたいという気持ちが湧いてきたのです。

続きは900点突破編をご覧ください。

【サラリーマンが独学】TOEIC900点を突破したのでまとめます。(925点獲得まで)
ハードルの高さと戦略 壁の高さ 900点を目指すべく、何度かTOEICを受けましたが、取るのはいつも800点台(その時の苦労は以下をご参照ください。)でした。 思った以上に900点の壁は高いです。 単純にパート別に考えても、 リスニング:4...

以上、「【サラリーマンが独学】TOEIC800点を突破したのでまとめます。」でした。

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