OTOTEN(音展)に参加してきました。
去年も参加しましたが、今年で2回目です。
場所は東京国際フォーラム。
いろいろ観て来ましたが、印象に残ったのは富士フイルムとTEACでした。
富士フイルム スピーカー φ(ファイ)
去年観ようとしたら、残念ながら時間がなく入ることができませんでした。
「今年こそは!」と聴いてきました。
縦に細長いスピーカーです。
特長は高速な「音の立ち上がりと立下り」です。
一般的なスピーカーは磁石とコイルが振動することで音が発生します。
一方、φ(ファイ)スピーカーは電気音響変換フイルムをスピーカーの振動版に採用しており、磁石とコイルなしに電気信号で振動するため高速な「音の立ち上がりと立下り」を実現できているそうです。
音場に実在感があって、目の前で音が鳴っているような感覚です。
試聴で使われていたJOHN MCLAUGHLINのギターは躍動感が溢れんばかりに鳴っていました。(私もサウンドチェックに使います。)
全体としてピアノやアコースティックギターの音がリアルでキレがありました。
要因は立ち上がりの速さの証です。
中高域は本当に素晴らしいです。
しかし低域がぼわついていたのが気になったところで、今後に期待したいです。
TEACブース
新発売のパワーアンプAP-505を聴いてきました。
パワーアンプといえば大型の装置をイメージしますが、AP-505はラックにすっきり収まる大きさです。
写真で言うと、左側、下から3段目の黒い筐体のものです。
TEACはA4サイズほどの大きさに拘っているそうです。
その大きさで130W(4Ω)の高出力を実現。
TANNOYのスピーカーがうまい具合に鳴っていました。
マスタークロックジェネレーターCG-10Mの聴き比べも行っていました。
あり・なしでは、やはり大きな違いがあり、ありでは音の輪郭がくっきりと聴こえます。
行くまでは億劫だったが、家では味わえない体験ができたのは新鮮で良かったです。
以上、「OTOTEN 2019レポート」でした。
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