購入した理由
これまで有線のイヤホンを使っていたのですが、外出時のケーブルが邪魔なことが挙げられます。
また有線イヤホンのラインナップは縮小される一方で、無線のイヤホンはどのメーカーも商品群が豊富で以前から気になっていたという点もあります。
いろいろ試聴した中で、ソニーのLinkBuds Sが音質、装着感、デザインが一番気に入ったので購入に踏み切りました!
特長
コンパクト軽量設計
重さは本体が各約4.8g、ケースは約35gと非常に軽量で持ち運びに適しています。
フラッグシップモデルの40%ほどの軽量さです・・!
装着してほとんど重さを感じない快適さです。
装着感
イヤホン自体が比較的平ら(写真の赤枠)で、耳から飛び出す量を抑えられたデザインになっています。
そのおかげでイヤホンの重心が頭に近く、フィット感が良いです。本当に付け心地が良いです。
また、より小さいイヤーピースが付属されているので耳に合った大きさを選べます。
外音コントロール
ノイズキャンセリング機能
音楽に没頭したいときに便利な機能です。全て遮断されることはなく、周囲の音を少し聞こえる程度にコントロールされているところが本機の高精度を実感できます。
音楽を再生しなくても、耳栓として勉強など集中したいときにも良い機能だと感じました。
外音取り込み機能
音楽を聴きながら、周囲な大事な音を逃したくない時に使用します。歩行中などに使うと良いでしょう。
外音取り込み量は20まで調整できます。1に近づくほど、外音は遮断されます。
さらに「ボイスフォーカス」機能が搭載されています。周りの声を逃したくない時に使用します。たとえば、電車のアナウンスや待合室で自分の名前が呼ばれるときに聞き逃したくないシーンに最適です。
バッテリー性能
ノイズキャンセリングONの場合は本体最長で6時間バッテリーが持ちます。ケースで充電をすれば、さらに14時間持続できます。
ハイレゾ対応
LDACに対応しており、ハイレゾ音源を聴けます。
スマホではXperiaなどのAdroidスマホがLDACに対応していますが、iPhoneでは2023年8月時点では対応していないためShanling M0 ProなどのDAPが別途必要になります。
仕様
ヘッドホン部 *1 | ||
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型式 | 密閉, ダイナミック | |
ドライバーユニット | 5 mm | |
マグネット | 高磁力ネオジウムマグネット | |
質量 *2 | 約4.8 g x 2 | |
ヘッドホン部(その他) | ||
電源 | Li-ion | |
充電方法 | USB充電(ケース使用) | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大6時間(NCオン) / 最大9時間(NCオフ) | |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大3.5時間(NCオン) / 最大3.5時間(NCオフ) | |
電池持続時間(待受時間) | 最大8.5時間(NCオン) / 最大16時間(NCオフ) | |
マイクロホン部 | ||
型式 | MEMS | |
指向特性 | 全指向性 | |
付属品 | ||
USBケーブル | USB Type-C™ cable | |
保証書 | ● | |
Bluetooth | ||
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.2 | |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 | |
最大通信距離 | 10m | |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) | |
対応Bluetoothプロファイル *3 | A2DP, AVRCP, HFP, HSP / TMAP, CSIP, MCP, VCP, CCP | |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC, LC3 | |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T | |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz-20,000Hz(44.1kHz sampling) 20Hz-40,000Hz(LDAC 96kHz sampling 990kbps) |
- *1 レシーバーのある製品はレシーバー部を含みます
- *2 コードは含みません
- *3 Bluetoothプロファイルとは、Bluetooth製品の特性ごとに機能を標準化したものです
開梱
梱包設計が省スペースなのに感覚で簡単に開けられる仕様になっています。ソニー製品、特にオーディオ機器は梱包設計が素晴らしいと感じています。毎回わくわくします笑。
外観
ケース
背面のUSB Type C端子から充電します。
イヤホン
音質
これまで使用していた有線イヤホンXBA-N3(2016年発売のフラッグシップクラス)と比較してみました。
結論から言うと、XBA-N3に匹敵する音質です。
解像度はXBA-N3のほうがやや高いですが、その差はLinkBuds Sも肉薄しています。価格帯が違うのに、ここまでの粒立ちの良さは驚きです。
一方で、音の力強さはLinkBuds Sのほうが上だと感じました。力強く伸びる低音に支えられた生々しい音の出方が聴いていて心地良さがありました。
聴いていたロックやポップスの音源では、ヴォーカルの生々しさと、ドラムの強弱、ギターの弦の響きが印象的でした。
繊細さはXBA-N3に軍配が上がりますが、中低音の元気の良さはLinkBudsのほうが聴いていてより楽しさを感じます。
総じて次の傾向があるとの印象です。
- 温かみ
- 迫力志向
- 中低音強化
- 広がり強化
不満な点
イヤホンをタッチしただけで再生のオン、オフができます。再生をオフにしてイヤホンを外した後に、誤って触ってしまい再生が始まってしまったことがありました。
タッチ式は便利でもあるのですが、こういうことを防ぐために物理ボタンのほうが良かったと感じました。ただ、利便性を考えると固すぎず、柔らかすぎない物理ボタンがベストです。コストを考えると、この価格帯で実現は難しいですし、その分を音質に回してもらっていると考えれば納得はいきます。
トラブルシューティング
Q1. 右または左のイヤホンが聴こえなくなった。または雑音が入ってしまう。
A. いったんケースに入れ、再度取り出してください。
Q2. 接続が切れる
A1. 再生ソフト(YouTubeなど)を再起動してください。
A2. いったんケースに入れ、再度取り出してください。
A3. Headphonesアプリを再起動してください。
私は上記の方法で、聴こえるようになりました。
こんな人におすすめ
ハイレゾ音源を楽しみたいけど、いきなりフラッグシップのイヤホンに手を出すのに躊躇してしまう方にはおすすめです。
価格帯の割りにしっかりと音が出て、とてもコストパフォーマンスが高いです。
音質は前述のとおり、解像度が高く、音の迫力があります。
また、耳にフィットして落ちにくいイヤホンを探している方にも推薦できる機種です!
不満も挙げていますが、総じてとても満足しています。
参考
人気がある機種なので、サードパーティーの耐衝撃用ケースの種類も豊富です。
以上、【ワイヤレスイヤホン】LinkBuds S レビューでした。
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