Sabaj D5 DACを購入しました。
動機
2つあります。
1つ目:
以前購入したDDC Gustard U16には、i2S(HDMI)のインターフェースが搭載されています。
もともとDenon 1600neというDAC内蔵のプリメインアンプを使っていたの
i2SならDSDが聴ける!しかもDSD512まで対応可能です。
2つ目:
Denon 1600neに内蔵しているDACの音では物足りなかったからです。チップも何を使っているのか分かりませんし。
選定(TOPPING D70か悩む)
実はもともとTOPPING D70というDACを狙っていました。AK4497という旭化成のチップを搭載しており、i2S接続が可能なためです。これも素晴らしいDACです。
TOPPING D70 2*AK4497 DACネイティブ DSD512 PCM32bit768kHz 高解像度デコーダ リモコン付き (ブラック&リモコン)
もう一つの候補が、今回購入したものです。AK4497より新しい「ES9038PRO」を搭載しています。若干の値段に差があるのと、AES接続ができない点です。
i2Sが接続できれば、まあ今回は仕方がないか、、ということでSabaj D5に決定しました。
仕様
ビット | サンプリングレート | |
USB/ I2S | 16bit/24bit/32bit/1bit(DSD) | PCM: 44.1 ~ 768kHz DSD: DSD64 ~ DSD512 |
光ファイバ/同軸 | 16bit/24bit/1bit | 44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz/176.4kHz/192kHz/DSD64(DoP) |
開梱
ウレタンのケースに入っています。
同梱品は以下のとおりです。
- 簡易説明書(中国語と英語のみ)
- 電源ケーブル
- リモコン
- USBケーブル
接続
手こずりました。
PC –(USBケーブル)> Gustard U16 –(i2S MDMIケーブル)> Sabaj D5 –(RCAケーブル)> プリメインアンプ
上記のとおり、接続しました。
いちおう音は鳴るのですが、最初に出た音は高音が小さく、低音がぼこぼこします。
こんな不安がよぎります。。
なにこれ!?失敗したかも?
しばらく聞いていたところ、Phono端子がレコード用だったことに気づきました。
他に2つCDとNetwork用の端子があったので、CDの端子に接続したところ、きれいに音が鳴りました!!Networkも同様にOKでした。Didital->Analogの回路の違いでしょうか?迂闊でした。。とりあえず無事に鳴って一安心です。
音質
非常に繊細な音です。
同じCDからリッピングした音でもこうも違うものかと。
たとえば、エリッククラプトンのUnpluggedのギターの弦の音がより生々しく、力強く聴こえます。
背景の音も、まだこんなサウンドが隠れていたのかと驚きましたし、音の強弱(メリハリ)もよりはっきりしました。
空間表現力も素晴らしい。音の広がりも増しました。
また、DSDは温もりを持った穏やかな音色に変わります。
まとめると、音の粒度が高く、かつメリハリが出るDACです。
聴き疲れもしないです。
なお、改善してほしい点は、マニュアルの説明が足りない点です。
たとえば、i2Sのメニューにはいくつかの設定があるのですが、違いが分かりません。
こういうのを説明してくれると有難いですが。。
それ以外は、不満な点はありません。
約5万円で、この音が手に入るなんてコストパフォーマンスが良すぎます。
トラブルシューティング
リモコンの電池を変えたら、リモコンが動かなくなりました。
サポートに問い合わせたところ、「C」ボタンを押したら無事に動作しました。
以上、「Sabaj D5レビュー」でした。
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