購入した理由
これまで使用してきたDDC、Gustard U16が故障してしまったためです。
Gustard U16を再購入することも考えましたが、既に販売していないようで、前から気になっていたSingxer SU-2を購入することにしました。U16より少し高かったですが、比較的安定度が高いとの評判もあったのも決め手の一つです。
開梱・外観
Gustard同様、簡素な箱です。極力コストを抑えた考えなのでしょうか。私としては嬉しいですが。
本体と電源ケーブル、USBケーブルのみです。マニュアルはWebに掲載されていました。
前面です。液晶パネルはなく、ランプのみの表示です。シンプルです。
後面です。私はi2Sと外部10Mhzクロックを接続しました。
設定
ドライバーとマニュアルは以下のサイトに格納されています。
本体底面のスイッチです。マニュアルに記載されているメーカーの組み合わせで設定します。
なお、外部クロックを接続する際はスイッチ5(CLK)をONにします。
U16のUSBケーブルは信号線のみで接続ができましたが、このSU-2は電源線も必要なため、今は付属のケーブルを使用しています。
音質
バーンインから100時間が経過しました。
視聴に使ったファイルは以下のとおりです。
- Donald Fagen/Nightfly(PCM 48kHz/24bit)
- Ella & Louis(DSD 64)
Gustard U16と比較したときの印象としては、どちらも緻密で解像度の高い音であること。加えてSingxer SU-2のほうが音によって重心が低いなどメリハリがあることが挙げられます。非常に躍動感がありますね。聴いていて非常に心地良いです。
DDCあり、なしでは、ありのほうが格段に音の鮮度が高く、音場が広がります。
U16とは音の傾向が違うため、聴きなれた曲も少し新鮮に感じます。
一度DDCを付けてしまうと、なしの音には戻れません。
ちなみに、スイッチ5をONにしたまま、外部クロックのケーブルを外すとPLAYの赤ランプが点滅します(内部クロックの場合は青ランプ)。DSD再生時のみ、右のDSDランプが点灯します。
安定性
Gustard U16は音が良いのですが、LinuxのALSAドライバーで192kHzのファイルを再生すると15秒ほどで遅延が発生する現象がありました。この後は無音になりました。
しかし、Singxer SU-2では192kHzのファイルも遅延なく再生ができました。
Linuxの再生をあきらめていたので、再開しようと考えています。
以上、「Singxer SU-2レビュー」でした。
(追記)
私の手持ちのDAC Sabaj D5とI2S接続でDSD再生をすると30秒間のノイズが発生しました。どのDDCもそうだと思いますが、DACとの相性があるようです。詳しくは以下に記載しました。
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