先日、スマホでハイレゾ再生できるアプリ「Hfplayer」をレビューしました。
その後に、少し気になっていた別のハイレゾ再生アプリ「NePLAYER」を使ってみました。
今回は、この2つを比較したレビューをしていきます。
NePlayerとは?
radiusが開発したiPhone/Android対応のハイレゾ再生アプリです。
対応フォーマットは以下のとおりです。
・DSD(dsf.dff、1bit/11..2MHz)PCM変換再生
・FLAC(~32bit/~384kHz)
・WAV(~32bit/~384kHz)
・ALAC(~32bit/~384kHz)
・WMA(~16bit/~44.1kHz)
・MP3 / AAC / HE-AAC / Ogg(~16bit/~48kHz)
使い勝手
プレイリスト
NePLAYERでは、以下のようにアルバム、アーティスト別にリストできます。
hfplayerも同じです。
異なるのは、NePLAYERではサンプリングレート別に選べる点です。
たとえば、DSDだけ聴きたい人など、特定のフォーマットやレート別に選びたい人には便利です。
直接ダウンロード
どちらのアプリもハイレゾサイトからスマホに、購入した音源を直接ダウンロードが可能です。
しかし、Hfplayerはe-onkyoのみ可能です。
まあ、HfplayerはOnkyo製なので仕方ないと思いますが・・。
一方のNePLAYERは主要5サイトからの直接ダウンロードができます。
*2020/01/06時点
NePLAYER | Hfplayer | |
mora | 〇 | ― |
e-onkyo | 〇 | 〇 |
OTOTOY | 〇 | ― |
Spotify | 〇 | ― |
Apple Music | 〇 | ― |
ハイレゾビジュアライザー
NePLAYERには楽曲本来のサンプリングレート(下記「WAVE」)と、使用中のDACへ出力されるサンプリングレート(下記「Other」)の両方をビジュアライザーで表示することで、本来の音源が再現されているかを目視で確認できる機能があります。
Hfplayerにはありません。
安心感はありますが、個人的にはそれほど必要な機能ではないと思われました・・。
値段
Hfplayer:1,200円
NePLAYER:1,800円
Hfplayerのほうが600円安いです。
ただし、NePLAYERは「NePLAYER Lite」というフリー版アプリを購入した後に、課金でサンプリングレートごとに購入することができます。
音源 | 課金 |
16bit/44.1kHzまで | 無料 |
24bit/48kHzまで | 360円 |
24bit/192kHzまで | 720円 |
32bit/384kHzまで | 1,800円 |
DSD音源 | 480円 |
現在市場にリリースされている音源は、24bit/192kHzまでが多くを占めています。
「とりあえずハイレゾ聞いてみたい。でもそんなにお金をかけたくない。」という方は、まず720円分を購入して聴いてみるのもアリかと思います。
音質
肝心の音質です。
結論から言うと、私はNePLAYERのほうが好みです。
Hfplayerは、「88.2kHz以上のコンテンツは44.1kHzまたは48kHzにダウンサンプリングされます。」とあり、192kHzの音源を再生出来ても実際はダウンサンプリングされています。
一方のNePLAYERは、そのままのレートで再生されるため、角が取れた滑らかな音で、音の広がりも感じます。
ただし、Android版はイコライザ機能が使えません。
Hfplayerは細かくイコライザを設定できる点で優秀で、ロックやクラシックなどジャンルごとの好みの音質に変えられます。
以上、「ハイレゾ再生アプリ「NePLAYER」(Hfplayerとの比較)」でした。
コメント
> Hfplayerは、「88.2kHz以上のコンテンツは44.1kHzまたは48kHzにダウンサンプリングされます。」とあり、192kHzの音源を再生出来ても実際はダウンサンプリングされています。
これはiOS版のことでは?
→Andriod版には仕様記載なし
iPhone本体DACは48kHzなので外部DACを使用しない場合
※iPhone/iPad/iPod touch本体のヘッドフォン端子で再生する場合は、88.2kHz以上のコンテンツは48kHzにダウンサンプリングされます。
コメントありがとうございます。
また返信が遅くなり申し訳ありません。
メーカーに問い合わせたところ「iOS/Android限らず、ハイレゾ対応の外部DACを使用しない場合は、88.2kHz以上のコンテンツは44.1kHzまたは48kHzにダウンサンプリングされます。」とのことでした。