ケーブルインシュレーターのHelca1を購入しました。メリット・デメリットを含め、レビューします。
概要
Krynaが満を持して発売したケーブルインシュレーターのHelca1。
従来のケーブルインシュレーターといえば、床に積み木を置いて微振動を抑える形状のもの。私の環境では、ケーブルの付け替えをするたびに、ズレたり外れたりします。一方、このHelca1は昔の電話線?のような形状で、ケーブル全体を包み込みます。そのため、ズレの心配はありません。
メーカーによると、このチューブにスティッキー溶剤という液体が注入されており、チューブの先でねじ止めされています。しっかりと液体が入っているせいか、見た目よりも重いです。かといって、重すぎることもないので、ケーブルからずり落ちる心配も無用です。
ケーブルとHelca1を固定しているのは、Helca1の両端に取り付けられたマジックテープです。ぐるぐる巻いて固定します。マジックテープは強力なので、しっかり巻いていればずり落ちることはありません。
メリット・デメリット
メリット
期待以上の劇的効果があります。
躍動感が出て、その結果として音に張りが出ます。
全体的に音が明るくなる印象です。しかし、明るい=軽いというわけでもなく、全域が締まっていて音の足腰はしっかりしています。いくつかケーブル類を試してみました。私の中で効果の順位を付けるとすると、以下の順位です。
USB > 電源ケーブル(アンプ) > LAN > 電源ケーブル(電源タップ) > スピーカーケーブル
電源系は比較的効果が出やすいです。
というわけで、現在はUSBケーブルに取り付けています。
ケーブル全体を覆いかぶせることで、悪影響を及ぼす微振動を最小限に抑えており、そのことが音質向上に大きく寄与しています。ベールを2,3枚剥がされたような感覚で、ケーブル本来のスペックを引き出しています。
ケーブル同士の干渉を避けられるのもメリットの一つです。
なお、見た目は賛否両論ありそうですが、私はらせん状のデザインは好きなほうです。むしろ機能美すら感じます。
デメリット
音質にはデメリットはありません。強いて挙げれば長さです。
長さは0.75~1.5m。たとえば2mのケーブルに装着する場合は、Helica 1を2本繋げる必要があります。メーカーさんへの要望になってしまいますが、2m版もあれば、汎用性が高いのに、、と思ってしまいました。
あとは、値段がちょっと高いかな・・。もう少し安ければ・・。でも、買っちゃうんだな。。
注意点
これは私のミスですが、Helca1以上の太さを巻き付けてしまい、Helca1のチューブを痛めてしまいました。具体的には、写真のLAN-USB変換アダプタを含めて巻き付けたのですが、アダプタの角にあたって少し凹んでしまいました・・。チューブが破裂して中の溶液が漏れる可能性があるのでご注意ください。
今後
何だかんだ言っても効果は絶大です。ケーブルの特性を最大限に活かすためにケーブルインシュレーターは必須アイテムと言っても過言ではありません。私は、追加で2本購入して、効果が高いLANケーブルとアンプの電源ケーブルに装着する予定です。
以上、「ケーブルインシュレーター Helca1」でした。
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