CDの音をできるだけ良い音で取り込みたい!
そんな希望を叶えるために、いくつかの方法を紹介します。
どんな方法がある?
大別すると方法としては、ソフトウェア面とハードウェア面からの切り口があります。
ソフトウェア
CDをリッピング(取り込み)できるソフトウェアは多く存在します。
たとえば
- iTunes
- JRiver Media Center
- dBpoweramp CD Ripper
- Exact Audio Copy
などです。
今回特にオススメしたいのは、dBpoweramp CD RipperとExact Audio Copyです。
では、この2つに共通しているのは何でしょうか?
それはCDデータを(ほぼ)正確にコピーできる点です。
通常のリッピングソフトでは、たとえばCDの盤面に傷があって読めないときは簡易的な補正処理が行われます。
そのために歪みが発生します。
歪みが発生すると、本来CDに収められたデータとは違った音に変化してしまいます。
dBpoweramp CD RipperとExact Audio Copyは読めないデータがあった場合に、速度を落として繰り返し読み込むことにより、ほぼ正確にコピーできるようになるのです。
dBpoweramp CD RipperとExact Audio Copyの違い
他にも違いはありますが、大きな違いは以下のとおりです。
dBpoweramp CD Ripper | Exact Audio Copy | |
コスト | 有料 | 無料 |
フォーマット | Aiff, Wav, Flac, mp3, Apple Lossless | Wav, mp3 |
ビット深度の選択 | 可 | 不可 |
サンプリング周波数の選択 | 可 | 不可 |
Exact Audio Copyは無料なののが魅力です。
一方のdBpoweramp CD Ripperは、対応フォーマットの多さやハイレゾレベルにビット深度や周波数を選択できるのが売りです。
それぞれ詳細は以下にまとめてあるので、ご覧ください。
ハードウェア
ソフトウェアよりも費用や手間がかかりますが、極めたい方は試してみる価値があります。
書き込みドライブ
有名なのは、パイオニアのBDR-S12J-BKです。
オーディオCDのデータを忠実に読み取る「PureRead4+」や、リアルタイムでデータ補間の発生頻度を抑える「RealTime PureRead」などの機能を搭載しています。
ちなみに、ラトックスから振動を抑えるためのケースが販売されています。
いかに振動を抑えられるかも、高精度にCDをリッピングできるかどうかの重要な要素の一つです。
パイオニア BDR-S12J-BK S-ATA接続 4Kコンテンツ Ultra HD Blu-ray(UHDBD) 再生対応 リテール
BDR-S12J-BK S-ATA接続 4Kコンテンツ Ultra HD Blu-ray(UHDBD
CDリッピング用制振強化5インチドライブケース RP-EC5-U3AI RATOC
USBアイソレーター
私はまだ試していませんが、外付けの書き込みドライブをUSBでPCと接続する場合に、USBアイソレーターを間に挟んでノイズを低減させる方法です。
USBアイソレーターについて、詳しくは以下をご覧ください。
SATAケーブル
SATAケーブルで音は変わるのか?私は変わると思います。
PCの起動用および音源用のディスクに接続するSATAケーブルをオーディオ用のケーブルに変更したところ、ノイズが減り、躍動感も上がりました。
きしめんのような赤いケーブルが、それです。
内蔵ドライブのSATAケーブルもオーディオ用のケーブルにしています。
まとめ
ソフトウェアとハードウェアからの両面での切り口で、紹介しました。
個人的には、ソフトでハイレゾレベルにリッピングできるdBpowerampだけでも十分に効果があると思いますが、さらに高みを目指したい方はハードの面でドライブやケーブルを導入するもの良いかと思います。
以上、「CDを高精度に取り込むには?」でした。
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