今回は楽曲サーバーであるNASの電源改善についてです。
購入の動機
実は以前、外付けHDD(USB接続)に借り物のアナログ電源を入れたところ、劇的に音質が変わったことがありました。
ノイズ対策していないUSBケーブル経由でさえも、予想を超えてしまったのです。
先日、オーディオ用にNASを買い、LANケーブルもオーディオグレードにしましたが、肝心の電源はACアダプタのまま。
アナログ電源は各メーカーのものを検討していますが、なかなか決まらず、良いと思うものも値段が予算以上だったりします。
かといって、ACアダプタを使い続けて音質改善するのも耐えられないものがあります・・。
というわけで、アナログ電源を購入するまでの、つなぎの電源としてifi iPowerを購入しました。
12V/1.8A仕様です。
所有NAS(関連記事>>>Synology ds115j)の消費電力は、HPによるとアクセス時10.52W(3.5インチHDD)とのこと。私のものは2.5HDDなので、消費電力はこれよりも低いので、まったく問題ないと判断しました。
効果
まずは12V/1.8Aで動作確認を行いました。無事にスイッチオンできました。2.5 inch HDDで消費電力が比較的低いので、大丈夫だと思っていましたが、内心ヒヤヒヤしていました。なので、電源オンの確認ができて、ホッとしました。
電源オンを確認できたところで、音出しで効果のチェックです。
一聴して、ACアダプタよりも明らかに音が滑らかなり、高域の伸びも良くなりました。
音の角が取れて、さらに声の伸びが「こんなに長かったっけ?」と思うほど良くなりました。SN比が上がり、ノイズフロアが下がったおかげです。
音が滑らかになりましたが、同時に迫力も出てきたと感じました。メリハリが出たことによる効果もあるのでしょう。
噂に違わぬ高品位なアダプタです。
写真が暗くてすみません。黄色のスポンジは、ケーブルの振動を抑えるためのインシュレーターのようです。電源は微振動でも音に影響があるため、インシュレーターは非常に重要です。
ちなみに、ケーブルインシュレーターHelca1で電源ケーブルを覆いましたが、長さが足りませんでした。Helca1は2本は必要です。
もう一つ効果があったのは、JPLAYのDAC Link 350 hzがわりと安定して出せるようになったことです。ただ、私の環境の話なので、他でそうなるとは限りませんが。
いやあ、電源ひとつでこうも変わるものとは改めて驚きました。
うーむ、アナログ電源にしたら、どれだけさらに改善するんだろう?考えただけで、期待が高まります。
しかし、7,000円程度でこのレベルまで改善できるのはコストパフォーマンスが高いと思います。他の電源にも活用できるし、買って正解でした。
アイファイ・オーディオ DC電源アダプター(ACアダプター/12V)iFI-Audio iPower(12V)
関連記事:
ルーターの電源を変えると効果があるか?iPowerを使って試してみました。
USBケーブル(信号線のみ)+ifi iPowerの良質ケーブルの記事です。
以上、「ifi iPowerレビュー」でした。
コメント