【CDと比較】ハイレゾだからって全てが良いわけじゃない?

オーディオに興味を持ってから、いくつかハイレゾの音源を購入してきました。

よくまわりから「ハイレゾ買ったけど、何が良いのかよく分からない。」「違いが分からない。」という意見を聞きます。

実は私も昔はそう思っていました。

私の過去と現在のハイレゾに対する印象や認識をまとめていきたいと思います。

当初抱いていたイメージ

CDが収録しているのは、44.1kHz/16bitのPCM音源。

一方、サンプリング周波数/量子化ビット数がそれぞれ44.1kHz/24bit、48kHz /24bit以上をハイレゾと定義しています。

乱暴な言い方をすると、高解像度の音源がハイレゾとの認識ですが、買い始めのころは「CDでは聴こえなかった別物の音に聴こえる」という幻想を抱いていました。

(今だから言えますが、音が立体的に聴こえるのでは?という勝手な思い込みもありました笑。)

いざ聴いてみると「あれ?違いが分からない・・。」「むしろCDのほうが良いんじゃないか?」と思い始めました。

理由

ハイレゾの良さが分からなかったり、CDのほうが良いと思われる理由を推測してみました。

機器の性能

PCスピーカーで聴いたときに違いが分からなかったハイレゾ音源も、据え置きのスピーカーとアンプを買い、ノイズ対策を施した後に聴くと今まで聴こえなかった音が浮かび上がるようになりました。

特にCDでは聴こえなかった残響音が滑らかに耳に通るのは心地良いです。

インプット(音源)も大事ですが、実際に耳に届くにはアウトプット(機器)も必要です。

マスタリングの質

たとえば、私はStevie Wonderが好きでCDを購入して、さらにハイレゾも買っていますが、InnervisionsというアルバムはCD版のほうが圧倒的に良いです。

確かに音の粒立ちはハイレゾのほうが上ですが、なぜか全体的に平坦な感じが否めません。

一方のCD版は音圧が欲しいところは出ていて、メリハリがあります。

特に2曲目の「Visions」はアコースティックギターが前に出ていて、聴いていて心地良いのですが、ハイレゾ版は全体が同じレベルでもっさりしています。

私の中では録音が悪い例で、率直に言って買って損をしたハイレゾ音源です。(曲自体はどれも素晴らしいのですが・・。)

現在の考え

当初抱いていた「別物の音に聴こえる」は、やはり今もそれほど多くなく、どちらかと言うと「残響音や音の輪郭が滑らかに聴こえる」のがハイレゾなのかなあというのが今の私の認識です。

量子化ビット数が16bitから24bitになった恩恵がそこにあるかと。

(より高価なスピーカーやDACなどの機器や、電源のノイズをより改善すれば、また違う音にレベルが上がるのでしょうが・・。)

ただ、解像度が高いから良い音と言うわけでもなく、マスタリングの質も重要です。

CDでも音圧やエッジのきいた音でリマスターされた音源は、心揺さぶられるものがあります。

機器の性能や改善をすれば、ハイレゾじゃなくてもCDやSpotifyの音源でも今まで拾えなかった音が聴けます。

インプットも大事ですが、アウトプットが良ければハイレゾだけに拘る必要もないのかなあと。

ちなみに、CDよりもハイレゾで特に印象的だった音源は

・Donald Fagen “KAMAKIRIAD

です。

CDで聴いたときは正直あまり合わないなあと思っていましたが、96kHz /24bitハイレゾでやられました。

音に厚みがあって、粒立ちも良い。

ハイレゾを購入してから良さが分かった音源の一つです。

なお、私は気に入ったり、気になったアーティストのアルバムはハイレゾで購入しています。

ただ、音源は安くないので、私はSpotifyなどで聴いて長くじっくり聴きたいものを購入するようにしています。

以上、「ハイレゾだから全て良いわけじゃない?」でした。


INNERVISIONS