HYSOLIDの底力

「非常に高音質」との噂のHYSOLID。

果たしてどれほどのものか試してみました。

HYSOLIDについて

秋葉原にあるコンポーネントデザインという会社が作成したソフトウェアです。

驚いたのはオーディオを専門としているメーカーではなく、Windowsやタブレットなどのアプリ全般を開発している会社であることです。そして何より、これだけ素晴らしいソフトウェアを無料で配布している点にも驚愕です。

このソフトウェアが高音質である秘訣は、データ通信におけるPCの負荷を徹底的に回避した点。

音源データをファイルから読み出して、DACにデータを引き渡すまでに必ずPCに負荷がかかるため、ノイズはどうしても発生します。

このノイズ低減のためにPC負荷回避を拘りぬいたアプリこそが、HYSOLIDなのです。

使いかた手順

セットアップ手順

以下URLを参照ください。

セットアップはこの手順を見れば難しくありません。

http://www.hysolid.com/jp/howto.html

ちなみに、私の環境は以下のとおりです。

  • DAC: PMA-1600NE
  • iOS: 11.4.1 *私のAndroidでは残念ながらアプリを起動できませんでした。そのため、押し入れから古いiPhoneを引っ張ってきました。
  • ドライバ:ASIO

以下はiOSのHYSOLIDの画面です。

より高音質にする手順

Windowsにサインインしないで聴いたほうが音質は良いです。私の環境でも違いはありました。

ただし、Windows 10はデフォルトですと自動でサインインしてしまいます。

以下に自動サインインを解除する方法を説明します。

1.Windowsキーと「R」キーを押します。

「ファイル名を指定して実行」が表示されます。

2.「ファイル名を指定して実行」の名前に”netplwiz”を入力して、OKをクリックします。

3.音源が入っているアカウントを選び、「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」に☑(チェック)をいれます。

4.「OK」をクリックします。

5.再起動すると、ユーザー名とパスワードを要求されます。つまり、電源ONだけど、サインインしない状態になっています。なので、このままにします。

スマホなどのコントロールで再生ボタンを押すと、サインインしなくてもOSに格納されている音が出ます。

効果

私が感じたファーストインプレッションは、高域がクリアであること。

特に、クラシックのバイオリンや管楽器の響きが豊かで気持ちいいです。

PCの低負荷を図った結果、ノイズフロアが下がり、SN比が上がったことによる効果なのでしょう。

また、解像度が高く、空間情報が多く入ってくるおかげで、音の生々しさと実在感が前に出てきます。

耳に刺さるようなトゲトゲしさはなく、何と言うかとてもフラットな音です。妙な味付けはないという点で。

音像はしっかり定位しています。ボーカル、ギター、ドラムなど、それぞれが良い位置で分離しており、聴いていて心地が良いです!

なお、JPLAYと同じ音源で比較試聴してみました。結果、私はJPLAYが好みです。

音の厚みという点では、JPLAYに軍配が上がります。より量感が豊かで、特にロックは低い重心で楽しく聞かせます。

また、音像もJPLAYのほうがよりしっかりと定位しています。音の輪郭がはっきりしています。

ただ、聴くジャンルによってはHYSOLIDが一番快適に聴こえるケースもありました。

チャイコフスキーを聴いた際は、音の静けさに聞き惚れてしまいました。

負荷回避を徹底した効果に、このアプリの底力を感じます。

音のめざす方向は、JPLAYもHYSOLIDも違ってはいないという印象です。

前述のとおり、無料というのが驚愕です。

簡単に設定できて、高音質なアプリなので、気になった方は試しに入れてみることをおすすめします!

トラブルシューティング

音が飛んで安定しない場合は、上述のサインインしないで再生したり、OSの電源オプションを「高パフォーマンス」にしたりすると改善するかもしれません。

以上、「HYSOLIDの底力」でした。