SDカードによって音が変わるのか?
以前から気になったので検証してみました。
これまでRoon Bridge(ラズパイ)に使用していたMicro SDカード(TLC)を新しいSDカード(SLC)に置き換えて聴き比べました。
Roon Bridge(追記あり)
Roonについて 以前Roonのトライアルをしてみたが、値段が高かったのと音質が気になったので継続を見送ってしまいました。 しかし、先日Black Fridayで3カ月1ドルのキャンペーンをやっていたのと、Roonを導入されているブロガーさ...
今回購入したのはアドテックのMicro SDカード(SLC)です。
4GBか8GBか迷いましたが、今使用しているOSが3GBあり、今後4GBを超えることを予測して多めの容量に決めました。
2種類のSDカード
1つはTLC、もう一つはSLCです。
- TLC(Triple Level Cell)は、1つのセルに3ビットのデータを保持する仕様
- SLC(Single Level Cell)は、1つのセルに1ビットのデータを保持する仕様
このようにTLCのほうが大容量データに適していて、比較的安価です。
一方のSLCは1セルに1ビットだけしか保持できないため、大容量に向いていません。しかも高価です。
ではどんなメリットがあるのか?
いくつかありますが、1つはP/Eサイクル(Program/Erase cycles)に優れ、書き換え回数が多く耐久性が高い点です。
1ビットゆえにエラー発生率が低い点もあります。産業用と謳われる所以です。
肝心の音質についてです。
聴き比べてわずかにSLCのほうが音の鮮度が高く、ノイズが低いです。音の定位もくっきりしています。
ちなみにSLCで聴いていた音量だと、TLCでは五月蠅く感じました。
SLCのほうが振動・静電気耐性に優れているおかげでしょうか。真の理由は分かりませんが、確かに違いはあります。
ただ効果はほんの僅かです。
劇的に変わるわけではないので、本当にこだわりたい人向けだと思います。
なにせコストが10倍ほど違うので。。ちなみに私のTLC(16GB)は1500円、SLC(8GB)は12000円でしたから・・。
ただ個人的には初めてのSLCだったので、比較してかなりすっきりしました。
以上、「SDカードと音質」でした。
リンク
コメント